小惑星が地球に衝突の可能性!? その惑星の名は「2023DW」いつ頃に?

生活

「小惑星が地球に衝突するかも」。。。
なんだか映画の世界の話のように感じますが、ニュースになっていたので気になって調べたところ、案外リアルに問題になっています。しかもそれを早めに察知するためにいろいろな取り組みがされていることを知りました。惑星の名は「2023DW」といい、その「2023DW」を少し調べてみました。
この記事では小惑星が地球に衝突した事例や、その取り組みについてもまとめています!

 

小惑星とは?

小惑星イメージ1

小惑星は、太陽系の太陽と惑星の間の岩石と氷で構成される天体で、通常は火星と木星の間の小惑星帯にあります。
小惑星の大きさは、わずか数メートルから数百キロメートルまでとさまざまで、中には地球に衝突して衝突の危険をもたらすものもあるらしい。その数は約80万個。小惑星の研究は、太陽系の形成を理解し、地球を天体衝突の脅威から守るために重要だと言えます。

万が一衝突しそうになったら?

古い映画ですでに描写されていました。
数多くの映画で描写されていますが、代表的な作品を一つ紹介します。

【映画 アルマゲドン】

「アルマゲドン 映画」の検索結果 - Yahoo!検索
Yahoo!検索による「アルマゲドン 映画」のウェブ検索結果、『アルマゲドン』(1998) の映画情報です。評価レビュー 3112件、上映中の映画館、動画予告編、ネタバレ、感想など多数。出演: ブルース・ウィリス、ベン・アフレック、リヴ・タ...

「アルマゲドン」とは、1998年に公開されたアメリカ映画で、マイケル・ベイ監督、ブルース・ウィリス、ベン・アフレック、ビリー・ボブ・ソーントンらが出演しています。

物語は、地球に向かって迫る巨大な隕石を破壊するため、NASAが宇宙船に搭乗した石油採掘「プラットフォーム」の乗組員たちによるミッションを立ち上げるところから始まります。
彼らは、隕石の表面に爆弾を設置して爆破することで、地球上の生命を守るために奮闘します。

映画は、スペクタクルな映像や迫力あるアクションシーンが特徴で、特殊効果も高い評価を得ています。また、父として娘を救うために命を懸ける主人公ハリーと、娘を守るために父を助けようとするグレースの感動的なエピソードも印象的です。

一方で、映画は科学的な正確性に欠ける部分もあり、批判を受けることもあります。
ただし、映画の目的はエンターテインメントであり、現実に即した描写を追求することではありません。全体的に、アクション、スペクタクル、感動など、多くの要素が詰まった映画で、多くの観客を魅了しました。

 

小惑星「2023DW」とは?


欧州宇宙機関(ESA)
が地球衝突の可能性がある地球近傍天体をまとめた「リスク・リスト」があります。その中で現在リスクのある小惑星のトップ「2023DW」です。
「2023DW」が見つかったのは2023年2月26日。直径は約50m。

今の所、地球に衝突する可能性が最も高い天体として注目を集めています。

 

小惑星が地球に衝突したらどうなる?

小惑星地球に衝突イメージ

本当に衝突したらどうなるの?!
地球では過去に天体飛来事例が2件あります。
その事例を紹介します。

【事例1 ロシア】

1908年6月30日午前7時40分頃。ロシア・シベリアを流れるポドカメンナヤトゥングスカ川付近の上空5〜10kmで起こった大爆発です。

当時の記録から周辺2000?の地上にあるのもがすべてなぎ倒され、爆発に続いてヨーロッパ各上空で大きな夜光雲が観測。

爆発は彗星によって引き起こされたという意見もありますが、おそらく直径が 50〜100mほどの石か炭素質の小惑星によるものであったことが、科学者たちによって確認されています。

はるか上空の大気圏で爆発したため、火球と爆風が生じたが衝突クレータは残らなかったようです。
大爆発の放射エネルギーは森林を燃え立たせるには十分でしたが、そのあとに続いた爆風ですぐに火を消し止めたのではないかと考えられています。

【事例2 ロシア】

2013年2月15日。ロシア中部の都市・チェリャビンスク上空に、巨大な火の玉が突如現れ、爆音と衝撃が人々を襲いました。
死者は出なかったものの、負傷者はおよそ1500人、4500棟の建物が被害を受けました。

その正体は直径17メートル、質量1万トン(推計)の小惑星でした。
秒速18キロの速さで大気圏に飛び込んで火球となり、上空およそ20キロで爆発、大きな光を放ちました。

爆発した小惑星は、無数の隕石となって、周囲100キロの広い範囲に落下しました。
付近の大学では、1600枚の窓ガラスが割れ、その破片で数十人がけがをしました。

その時の様子が校内の防犯カメラに記録されていました。
午前9時20分、廊下に閃光(せんこう)が差し込みます。
その2分25秒後、爆音とともに窓ガラスが割れ、学生たちが吹き飛ばされました。

参考:HNK明日をまもるナビ

 

小惑星「2023DW」が地球に衝突する確率は?いつ頃が危険?

小惑星地球に接近イメージ

 

事例のような出来事はおよそ100年に1回の確率で地球上のどこかで起こると考えられています。今回発表の小惑星「2023DW」が地球に衝突する確率は625分の1ということです。(2023年3月8日時点)

また地球に衝突する可能性のある天体をまとめたESAのWebページ「RISK LIST」によると、2046年2月14日午後9時44分に地球に最接近する見込みだと書かれています。(およそ23年後)

米航空宇宙局(NASA)も8日、この小惑星についてTwitter上で触れており「地球に衝突する可能性は非常に低い」と投稿していて、「2023DW」は23年後、1%以下の確率で地球に衝突する可能性を秘めています。

衝突地点の予想は、米国南西部、インドネシアも可能性があるといわれ、その他太平洋に落下するとの見かたがされています。
しかし、そもそも地球(地上も含め)ぶつからない事を祈るべきですね。

 

今期待される小惑星の早期探知システム

地球防衛軍イメージ

2022年に記事で、(CNN) 米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所は15日、地球に接近してきた直径2メートルの小惑星を、大気圏突入の数時間前にノルウェー海の上空で検知することに成功したと発表しました。小惑星は11日、大気圏に突入して崩壊しました。地球上で被害を発生させるような大きさではなかったとNASAは説明しています。

NASAは各国と連携して、地球に衝突の恐れがある小惑星探知のための早期警戒システムを運用しています。ですが、今回の「2022 EB5」のような小型小惑星は、その監視の網をすり抜けることが多く、衝突前に発見・追跡できた小惑星は、今回でまだ5個目にすぎません(なお衝突の恐れがある大型の小惑星は何年も前に、地球からはるかに離れた場所で発見・追跡されている)。

「2022 EB5のような小惑星は無数にあり、およそ10カ月ごとの頻度で頻繁に大気圏に突入している」とNASAの専門家は解説しています。「だがそうした小惑星のうち、宇宙空間で発見され、衝突前に集中的に観察できるものは非常に少ない」ということなのです。

2022 EB5は大気圏突入の2時間前、ハンガリー北部にある天文台の天文学者が発見し、小惑星センターの地球近傍天体確認サイトに報告。同センターのデータベースを自動検索しているNASAのハザード評価システム「スカウト」が軌道を計算し、地球の大気圏に突入することが分かると直ちにウェブページに掲載しました。

これによって2022 EB5を追跡する観測所が増え、軌道計算や衝突場所予測の精度が高まりました。今回の実体験で、さらに大きな天体の衝突の可能性に関しても、NASAの地球近傍天体研究センターの影響予測モデルで情報を提供できる能力の高さが示されたとNASAは評価しています。

参考:CNNニュース

小惑星を監視する「地球防衛調整局」

2016年、アメリカのNASA(アメリカ航空宇宙局)に「地球防衛調整局」が設置されました。
「地球防衛調整局」では地球に近づく小惑星を発見、監視し、衝突の危険がある場合は警報を出すことを目指しています。中でも一番重要なのが「危険な小惑星の早期発見」で、直径140m以上の小惑星の発見が急がれています。

この大きさの物は地球の地殻に2万8000個以上あるとみられ、危険回避には遠くにあるうちに見つけ軌道を計算することにより、衝突時刻と衝突地点を悖ることができ、被災範囲を事前に予測することが出来ます。

こうした地球防衛の一翼を担うのが世界中のアマチュア天文家達です。
アマチュア天文家達は、地球近くを通る彗星や小惑星を観測。撮影し得られたデータを研究期間に提供します。研究期間はそれをもとに、さらに正確な起動や地球に近づくタイミングを計算します。

マチュア天文家

今後はさらに多くの天文家達が小惑星監視に参加してもらい、そうすれば20年から25年の間に140メートル級の小惑星を90%捉え、発見できることになるでしょう。

地球防衛会議

世界各国の研究者が集まり対策を検討する場。2017年には東京の日本科学未来館でかいぎが開かれ、NASAを初め各国の専門家およそ200人が集まり、小惑星の衝突から地球を守る話し合いが行われました。小惑星衝突は現実の脅威になる。大きな被害につながるので、前もって準備しておく必要があるでしょう。

 

まとめ

地球のまわりには沢山の小惑星が存在し、それを各国の専門家・アマチュア天文家が日々監視しております。しかし現在の技術では衝突の事態が万が一起ころうとしても、対策ができないのではと思うのは私だけでしょうか。映画「アルマゲドン」では、主役が惑星に着陸し破壊するというストーリーでしたが、現代の技術でそのようなことが可能なのでしょうか。
今後もこのニュースに注目して、追記がありましたらご紹介させていただきます。

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