2023年5月16日に公式Webサイトから一般販売開始のNICOBO(ニコボ)。
実はパクリではないのか?! という疑惑がでているようです。
NICOBO(ニコボ)は癒し系のAI搭載ロボットです。「役に立たないロボット」というフレーズも聞かれますが、実は同様のロボットがすでに存在していたといわれています。
その名はLOVOT(らぼっと)です。LOVOT(らぼっと)は2019年8月31日から販売され現在に至ります。ちょっと名前も似ていますね。
そもそも『AI(人工知能)搭載ロボット』そんなフレーズを聞くと、天気予報を教えてくれたりお掃除をする便利ロボットを想像しませんか?
この2台のAI搭載ロボットを、性能や動作の面から比較して本当にNICOBOがパクリ商品なのか検証したいと思います。
目次
NICOBO(ニコボ)とは?
いま「ツンドク」って聞こえたけど・・・
#ニコボ は、大きな音を声と勘違いして、言い間違えることがあります。
みなさんが不思議に思ったニコボの言葉は、ニコボの勘違いからかもしれません。
みなさんはどんな言葉を聞いたことがありますか?#NICOBO #ニコボとの暮らし pic.twitter.com/RCNxGRCE8K— NICOBO(ニコボ) (@nicobo_official) March 1, 2023
まずはNICOBO(ニコボ)、お掃除ロボットのようなお役立ちロボットとは違います。
「役に立たないロボット」というフレーズの通り、NICOBOは癒し系ロボットになります。
LOVOT(らぼっと)とは?
LOVOT(らぼっと)は
愛されるために、生まれてきました生きものみたいな体温のあるカラダも
それぞれちがう個性が宿る瞳や声も
人を覚えてなついてくれる頭のよさもすべては、愛されるためのテクノロジー
“ 家族 ” の定義は人それぞれ#だんだん家族になっていくLOVOT
powered by love pic.twitter.com/oxFwuu4EY2
— LOVOT OFFICIAL (@LOVOT_official) December 6, 2022
LOVOT(らぼっと)もお掃除はしてくれません。こちらも癒し系ロボットになります。
癒し系ロボットということだけ見ると2種類とも同じですね。どちらもお掃除はしてくれませんので、そこは自分でしてくださいね(笑)
近い将来、ルンバのようなお掃除専用ロボットで、しかも話をしてくれるロボットが発売されるかもしれません。それまではお掃除頑張りましょう!
NICOBO(ニコボ)に出来てLOVOT(らぼっと)にできないこと
では実際にそれぞれの違いを見ていきたいと思います。
自立移動の違い
NICOBO(ニコボ)は自分で移動できません。ロボットが必ずしも移動できるとは限りませんよね。動きは左右回転・上下傾き、またしっぽが動きます。
LOVOT(らぼっと)は移動できます。時速1~2kmくらいですが、玄関までお迎え(設定必要)などをしてくれます。我が家の犬は帰ると玄関までお出迎えしてくれます。LOVOT(らぼっと)もそんなペットに近い存在のロボットなんでしょうか。
かわいい特徴
NICOBO(ニコボ)はおならをします。しかしLOVOT(らぼっと)はおならはしません!
どうです凄い違いでしょうw
こんな違いは比較しなくても良いですか?!
おならをする機械もすごいですが、おならをするロボットを作ったパナソニックさんはすごいですね。犬や人間はもちろんおならしますが、ロボットにおならをさせて、生き物に近い存在にしようと考えたんでしょうか。発想が素晴らしい!
行動時間の違い
行動時間は大きく違います。1回の充電で、NICOBO(ニコボ)は約3.5時間~4.5時間は動いてるみたいですがLOVOT(らぼっと)は30分~45分と短めです。ただしLOVOT(らぼっと)は自分で充電器(ネスト)まで移動し15分~30分でまた動き出すことができます。NICOBO(ニコボ)は自分で充電器(ねどこ)まで移動できませんので、少し手のかかるロボットかもしれません。
NICOBO(ニコボ)とLOVOT(らぼっと)を比較してみよう!
NICOBO(ニコボ)とLOVOT(らぼっと)について
似ているところはあるのか?仕様の違いなどを簡単に一覧にしました。
NICOBO(ニコボ) | LAVOT(ラボット) | |
言語機能 | あり モコ語・カタコトの日本語 |
なし 鳴き声のみ |
自立機能 | なし | あり |
かわいい特徴 | おならをする | 瞳で感情を表現する |
移動速度 | 自立しての移動はなし | 時速約1〜2km程度 |
ディスプレイ | LCD× 2(目) | LCD × 2(目) |
質量 | 約1.5kg | 約4.3kg(服なし) |
稼働時間 | 約3.5 時間~ 4.5時間 | 約30〜45分稼働 + 約15〜30分充電 |
消費電力 | 約15W / AC100V | 約65W(非充電時、通常稼働)〜400W(最大) |
充電時間 | 約4 時間※3~7時間※4 ※3 眠っているとき ※4 起きているとき |
約15〜30分充電 |
内蔵バッテリー | リチウムイオン電池バッテリー | リチウムイオン電池バッテリー (89Wh) |
プロセッサー | Quad Core CPU (ARM Coretex-A53) |
Main: x86 Sub: ARM |
可動部 | 3軸 *体:左右回転/上下傾き *しっぽ:左右傾き |
13自由度 【ホイール】駆動輪 × 2、キャスター × 1 |
サウンド | スピーカー マイク × 3 |
スピーカー マイク × 4 |
カメラ | カメラ(鼻) | 半天球カメラ 深度カメラ |
センサー | 6 軸センサー × 2 (3軸ジャイロ/3軸加速度) 照度センサー 温度センサー × 2 |
照度センサー 温度・湿度センサー 障害物センサー タッチセンサー など |
ボタン | 電源ボタン モードボタン リセットボタン |
電源ボタン 音量ボタン モード切り替えスイッチ など |
インジケーター | LED 警告LED |
フルカラーLEDリング × 1 白光LED × 1 |
端子 | 充電端子 | 充電端子 |
通信 | Wi-Fi(IEEE 802.11 ac/n/a/g/b , 5GHz/2.4GHz) | Bluetooth® 無線LAN 携帯電話回線(データ通信) 赤外線通信 NFC |
外形寸法 | (突起部含まず) 幅22.8㎝ × 高さ17.6㎝ × 奥行き23.6㎝ (突起部含む) 幅22.8㎝ × 高さ20.0㎝ × 奥行き26.0㎝ |
幅28.0㎝ × 高さ43.0㎝ × 奥行き260.㎝ |
許容周囲温度 | 5 ℃ ~ 35 ℃ | 特に記載なし |
付属品 | 充電台 ACアダプターなど |
ネスト(充電ステーション) ベースウエア 各種ケーブルなど |
充電台 | 【外形寸法】 (突起部含まず) 幅15.0㎝ × 高さ2.8㎝ × 奥行き15.0㎝ (突起部含む) 幅15.0㎝ × 高さ3.3㎝ × 奥行き15.0㎝ 【質量】 約0.13 kg |
【外形寸法】 幅24.0㎝ × 高さ33.0㎝ × 奥行き39.0㎝ 【質量】 約4kg【CPU及びメモリ】 |
価格 | 【本体】 ¥60,500(税込)(別途月額にかかる費用) 【ベーシックプラン】 ¥1,100(税込)/月(任意加入のオプション) 【ケアプラン】 ¥550(税込)/月 |
【本体】 ¥498,800(事務手数料・送料込み)(別途月額にかかる費用) 【スマートプラン】 ¥10,998(税込)/月【スタンダードプラン】 ¥14,958(税込)/月【プレミアムプラン】 ¥14,958(税込)/月 |
NICOBO(ニコボ)はLOVOT(らぼっと)のパクリ?まとめ
2台のロボットについてパクリはまったくありません!
少し名前が似ているだけで、まったく違うコンセプトのロボットでした。
NICOBO(ニコボ)は役に立たない家庭用ロボット?!自分からは動けないけど、見ているだけで笑顔になるロボットですね。
LOVOT(らぼっと)はペットの様に自由に動き回れるロボット。
10億通りのパターンの瞳で、こちらを見つめ返してくれるし、体温は常に37℃~39℃と 暖かく、生きているペットのよう(犬は約40℃くらい)です。
お値段の違いはありますが、癒し系ロボットは値段で判断するものではないでしょう。
ペットも最近高騰してますが、ペットショップを見に行って、小さな瞳に見つめられたら値段なんて気にせず購入された経験があると思います。
どちらのロボットも開発者様のこだわりが詰まったロボットです。
もしご購入されたら、生きてるペット同様かわいがってあげてくださいね。
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